甲子園出場ゼロの札幌大谷が初出場初優勝!北海道勢Vはマー君擁した05年駒大苫小牧以来
「明治神宮野球大会・高校の部決勝、札幌大谷2-1星稜」(13日、神宮球場)
札幌大谷(北海道地区代表)が、星稜(北信越地区代表)を下して、09年の大垣日大以来となる初出場初優勝を果たした。北海道勢は、田中将大(ヤンキース)を擁した05年の駒大苫小牧以来の優勝となった。北海道地区には来春センバツの神宮枠が与えられる。
先発の右腕エース・西原健太投手(2年)は3回までパーフェクトピッチング。五回に初安打をきっかけに1点を先制されたが、その後も好投を続けた。
打線は星稜の先発・荻原吟哉投手(1年)に好投を許していたが、七回に奮起。2安打で2死二、三塁とし、1番・北本壮一朗内野手(2年)が中前へ逆転の2点適時打を放った。「西原がいい投球をしてくれていたので。打った瞬間、ショートゴロかと思ったけどいい所に飛んでくれた」と振り返った。
西原は強力打線を1安打1失点に抑えて完投し、優勝を果たした。
札幌大谷は春夏通じて甲子園出場経験はないが、大舞台で全国大会初勝利を挙げると、勢いに乗って一気に頂点まで駆け上がった。船尾隆広監督は「ピッチャーがいい投球をしてくれました。このチームがスタートした時点で泥臭くいこうと話していた。そういうゲームができたと思います」と声をはずませた。
札幌大谷の今大会の戦績は以下の通り。
◆1回戦・札幌大谷6-5龍谷大平安(近畿地区代表)
◆2回戦・札幌大谷7-3国士舘(東京地区代表)
◆準決勝・札幌大谷5-2筑陽学園(九州地区代表)