環太平洋大は準V 広島・野村謙二郎氏の弟・昭彦監督は「悔しいです」

 「明治神宮野球大会・大学の部決勝、立正大6-4環太平洋大」(14日、神宮球場)

 環太平洋大(中国・四国3連盟代表)は、立正大(東都大学野球連盟代表)に終盤に逆転を許し、初優勝を逃した。

 1-1で迎えた六回。1死満塁から7番・梅本聡太内野手(2年・育英)、8番・祝出一慶外野手(1年・都城東)の連続適時打などで、一時は3点をリードした。

 しかし、八回に1点差に迫られて、DeNA2位・伊藤裕季也内野手(4年・日大三)に逆転2ランを浴びて力尽きた。

 広島の前監督・野村謙二郎氏の弟、野村昭彦監督(50)は「一番バットが振れていて、雰囲気があったのが伊藤だった。大学の右打者では彼が一番だと思ったけど、選手に伝えると逃げてしまうかもしれないので…。(対策は)外の直球、変化球だけだと打たれる。インコースを突いて、強引に低目の変化球に手を出してくれると勝負になるけど、(八回の)ホームランは素直に行きすぎた」と相手をたたえた。

 敗戦直後には涙する選手を集めて声を掛けた。「悔しいですね。選手には泣くなと言いました。もう少し努力しないといけないということ。『相手が喜んでいる姿を見なさい』と言いました。しっかり練習してもう一回り大きくなってもらいたい」と教え子の奮起を期待した。

 環太平洋大は、今大会で強豪を次々に破る快進撃を見せた。2回戦は法大を下し、17年の慶大に続いて2年連続で東京六大学の代表を撃破。準決勝では関西学生野球連盟の強豪・近大に八回コールド勝ち。しかし、頂点にはあと一歩及ばなかった。

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