西武、CSチケット転売者を処分 ファンクラブの会員60人退会に
西武は15日、ソフトバンクとのCSファイナルSで、チケットを営利目的で転売したファンクラブの会員約60人を退会処分にしたと発表した。
インターネットオークションなどを通じ、定価を大きく上回る価格でチケットを転売した会員が対象。球団によると、定価の5倍近い値段で売買されたケースもあった。日本野球機構(NPB)とプロ野球12球団は、試合観戦契約約款で営利目的のチケット転売を禁止しており、西武は球団公式サイトでも注意喚起していた。
球団は転売チケットで入場した観客に、営利目的で転売されたチケットの購入を控える誓約書への署名を求めるなどの対応を行った。自ら席を立って試合観戦を断念した観客もいたという。西武は「販売方法の改善を含め、適切な対応をしてまいります」とコメントした。