新庄氏、珍エール 矢野虎目指せ2位!?
元阪神の新庄剛志氏(46)が16日、阪神・矢野燿大監督(49)に“爆笑”エールを送った。阪神時代の元同僚に「いつも笑顔」でいることをリクエスト。球団と選手、ファンのため?に来季は、優勝ではなく2位を目指すべきと新庄流の持論も展開。将来の阪神監督就任は“否定”したものの、いずれかの球団をいつかは率いる野望も披露した。
新庄節がさく裂した。移住したバリ島から帰国していた新庄氏。阪神時代の同僚の監督就任は「昨日、聞きました。僕ね、本当に日本の話題、全然知らないんですよ」と衝撃の事実を告白。そして「矢野さん、いけると思いますよ」と躍進を確信したような口調で語った。
ただし来季、矢野阪神に目指してほしいのは、リーグVではないという。「優勝なんかしなくていいですよ。ファンを楽しませれば。球団としては2位が一番いいと思う。優勝すると(選手の)年俸が上がるでしょ。給料が上がらなくてファンが盛り上がって、球団も選手もやったー、みたいな」。大胆な持論を展開し、CSに進出しても「負ければいい。球団も選手もウキウキのオフ」と頂点に立つことは否定した。
イメージは阪神が2年連続最下位から脱出し、2位となった1992年。この年、新庄氏は虎の躍進を支え、自身のブレークのきっかけにした。2位になってファンも球団も選手もハッピー。その再現を19年の虎に求めているのだ。
新監督には朗らかさを求めた。「矢野さんは、ちょっと真面目だから。いつも笑顔でいてほしいですね。僕としゃべる時、めっちゃ笑顔なんだけどな」。笑みを浮かべ続け、虎を明るく包み込む指揮官になってほしい、と期待した。
自身の阪神監督就任は「いやー、タイガースはないかな。俺にオファーする勇気はないと思う。めちゃくちゃするから」と苦笑い。とはいえ「面白そうじゃない?俺がしたら」と、いつかどこかの球団を指揮する意欲は強い。その一方で「俺がオーナーならオファーは出さない」とも。監督就任の夢。「今はね。でもあしたになったら分からない(笑)」と最後まで新庄流を貫いた。