楽天、浅村と初交渉 石井GM「スペシャルな選手。もう現れない」 背番号3用意
楽天は18日、西武からFA宣言した浅村栄斗内野手(28)と、東京都内で初の入団交渉を行った。石井一久GM(45)と立花陽三球団社長(47)が出席し、約2時間の会談。浅村が愛着を持つ背番号3を提示し、4年総額20億円の大型契約を提示したとみられる。
取材に応じた石井GMは「セカンドを守れて打撃もすごくて、背中で引っ張れる、そんなスペシャルな選手はいない。現れないと思う」と改めて高い評価を口にした。自身が現役時代にヤクルトから西武にFA移籍した経験を踏まえ「移籍をマイナスに捉えて欲しくない。プレーヤーとしても人としても幅が広がる」と説いたことを明かし「いい決断をして欲しい」と話した。
ソフトバンク、オリックスとの争奪戦。当初、浅村は交渉後に取材に応じる予定だったが、他球団とのすべての交渉が終了していないことから本人の意向で見送られた。交渉の感触を聞かれた同GMは「感触って、実際に手にするものではないので分からないです」と“一久節”でけむに巻いた。