ロッテ南、黄色じん帯骨化症で手術も600万増「前半戦の働きを評価してくれた」
ロッテ・南昌輝投手(29)は21日、ZOZOマリンスタジアム内で契約更改交渉に臨み、600万増の4000万円でサインした。
「自分的には良かったと思う。すぐに納得しました。前半戦の働きを評価してくれた」
今季35試合に登板して2勝2敗8HP、防御率3・00だった。
この言葉通り、前半戦は中継ぎとして活躍したが、8月に「黄色じん帯骨化症」と診断されて手術を受けた。
厳しいリハビリを経て、現在は捕手を座らせて投球練習ができるまでに回復した。
「黄色じん帯骨化症」は国から難病と指定されている。脊髄のじん帯が骨化して神経を圧迫する。
病気になり、「考え方が変わった。普通にできることはありがたい」と話し、同じ病気の人々に「元気な姿を見せたいなと思う」と完全復活を目指す。
ロッテではソフトバンク時代に大隣憲司投手(現2軍投手コーチ)が同じ症状で手術を受けて勝利を挙げている。「その存在は大きいです」。南が良き師を見習い2・1キャンプインに向かう。(金額は推定)