巨人 引退の脇谷氏「打席に立つことすら恐怖心があった」苦悩の3年を振り返る

 今季限りで引退した元巨人の脇谷亮太氏が23日、東京ドームで行われたファンフェスタで引退セレモニーを行った。

 通算850試合に出場。ファンの前でマイクを握り、「13年前、このファンフェスタで57番のユニホームをファンの皆さまに見てもらい、温かく受け入れていただきました。そこから僕のプロ野球人生がスタートしました。この13年間はとても貴重な体験をすることができました」と、感慨に浸った。

 07年から背番号23に変更。10年には勝負強く、シュアな打撃で二塁のレギュラーをつかみ、打率・273の成績を残した。「原監督にヤクルトの青木選手に負けるなと、背番号23をいただきました。青木選手のような活躍をできませんでしたが、原監督は私に大きな夢と希望を与えて頂きました」と、振り返った。

 14年から2シーズン在籍した西武の関係者、ファンにも丁寧にあいさつ。「今でもあの2年間がなければ今の自分はいないと思っています。西武ライオンズの関係者の皆さま、ライオンズファンの皆さま、本当にありがとうございました」と、頭を下げた。

 16年から巨人に復帰。現役時代、自主トレを行ってきた“恩師”でもある高橋由伸前監督から「『戻ってこい』と言われたことは一生、忘れません」と語った。

 復帰後の3シーズンは思うような活躍ができず、今季は1軍出場すらなかった。「グラウンドに行くことが怖くて、打席に立つことすら恐怖心がありました」。それでも、ファンの存在が支えになったとし、「背中を押してくれたのは大きな声援です。いい時も悪い時も、たくさんのご声援、本当にありがとうございました」と、感謝した。

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