日本ハム・ドラ1吉田、歩む“松坂道”!背番号18「すぐに貢献できる投手に」
日本ハムの新入団選手発表会見が23日、札幌市内のホテルで行われた。ドラフト1位・吉田輝星投手(17)=金足農=の背番号は「18」に決定。プロでは“松坂道”を歩み、日本一の投手になると宣言した。
無数のカメラレンズを向けられた吉田輝は、少し恥ずかしそうに体を反転させた。鍛え上げられた大きな背中には、「18」というエース番号が実に映える。目標は誰からも信頼され、また誰からも愛される日本一の投手。偉大な先人の足跡が超一流への道しるべだ。
「これから松坂さんのように活躍するには、まだまだ自分の努力が必要だと思っています。しっかり努力していきたいと思います」
20年前に甲子園春夏連覇を達成した中日・松坂は当時西武で1年目から16勝を挙げ、新人王や最多勝などのタイトルを獲得。背番号18を背負い一気にスターダムへのし上がった。20年後、平成最後の夏の主人公となった17歳は「すぐ1軍に上がって、勝利に貢献できるような投手になりたいです」と同じ道を歩む覚悟だ。
会見の3時間前には他の新人7選手と共に、札幌市内の羊ケ丘展望台にあるクラーク博士像を見学。その台座に設けられた投函口に、思いを込めた“大志の誓い”を投函した。
「日々進化して、日本一の投手になる。野球だけではなく、人間としても成長する」
降り積もった真っ白な雪を踏みしめ、博士の言葉を反すうする。「少年よ大志を抱け」。ここ北の大地を出発点に吉田輝のプロ野球人生がスタートした。