中日・鈴木博、噛む力が人の4倍 マウスピース検討
中日・鈴木博志投手(21)が26日、来季のマウスピース使用を検討していることを明かした。
きっかけは20日に行われたアスリート歯科検診。そこで物をかむ力=咬合(こうごう)力を測定したときだ。「検査が終わった後に『かむ力が人の4倍近くある』って驚かれたんです」。検査に協力した愛知県歯科医師会によると、一般的に成人男性の咬合力はその人の体重とほぼ同等。約60キロが標準だが、剛腕ルーキーはそのはるか上の数値をたたき出したという。
かむ力が強すぎると、歯が欠けたりすり減ってしまう可能性がある。そこで提案されたのがマウスピースだ。「作った方がいいと言われました。まだ決めてないですが、一度検討してみようかと思います」
今季は53試合に登板したが、防御率4・41と納得いかない数字。契約更改では来季の60試合、防御率2点台を目標に掲げた。新兵器導入で飛躍のきっかけをつ“かむ”。