巨人・原辰徳監督（６０）が２７日、坂本勇人内野手（２９）を来季も引き続き主将に任命する考えを明かした。「本人とはまだ話をしていないので」と前置きしつつ「来年も本当に真のリーダーというか、やってもらいたいという希望、それしか考えていません」と力を込めた。

　２０１５年に阿部からバトンを託された背番号６。時には厳しい言葉も発し、チームをけん引してきた。主将就任後の４年間で優勝はないが「そんなことは気にする必要はないね」と指揮官は不問に付し、「経験値の中で今年はこうしようというのもあると思う。そこはどんどんとページ数を増やした状態で、野球人・坂本勇人を確立してほしい」。とめどなく、期待の言葉が口を突いた。

　坂本勇はこの日、都内のホテルで行われた「ＮＰＢ　ＡＷＡＲＤＳ　２０１８」に出席。主将続投の意向を伝え聞き「何も話していないので…」と話すにとどめた。だが、指揮官の思いは強く、来季もチームの中心的役割を担うことになりそうだ。