巨人“原改革”で背番号を大幅シャッフル 菅野、田口ら続々

 巨人が背番号の大幅なシャッフルを敢行している。

 エース菅野智之投手が19から18に変更となったことをはじめ、来季爆発が期待される2年目のゲレーロは5から44に。そして、田口麗斗投手も今季の不振から心機一転、90から28になることを発表した。ブレークが期待される畠や吉川大、石川、宇佐見なども、来季から新背番号を背負うことが判明している。

 仕掛け人は原辰徳監督だ。菅野は愛着のあった19を変更した経緯について「監督と話し合うなかで」と明かし、「葛藤もあった」と正直な思いを口にした。杉内が引退し、空き番号となった18を即、菅野に託す考えを示した原監督は「智之しかいない」、「18番の重さというものを感じている」と語り、エースへの期待の大きさをにじませた。その思いにこたえるように菅野もさらなるレベルアップを誓い、「18をつけるからには自分の番号にしたい」と意気込んだ。

 気分を一新させる狙いもありそうだ。ゲレーロはオリックスから中島が加入したことで、5から44となった。ただ、指揮官は“剥奪”するのではなく、しっかり意図を伝えた。

 「国際部を通じて外国人の強打者というのは44番、42番、49番、そういう番号が活躍するいいイメージがある。だから、ゲレーロには44番をつけてほしいというメッセージを伝えたら、彼も快く受けてくれた」。外国人選手へのリスペクトを忘れず、モチベーションを奮い立たせた。

 田口の変更も同じ意味合いがありそうだ。29日、契約更改交渉後の会見で背番号「28」になることを発表。今季は先発ローテの柱として期待されたが、まさかの2勝8敗に終わり、原監督から「左の人が似合う背番号28を着けなさい」と期待をかけられたことを明かした。

 左腕エースへの成長を促された田口。表情を引き締め、「自分自身、新しい28番の伝統、実績を作れたらと。28は今年の2勝8敗を思い出させる。悪いときもあったと思い返せるように28を大事にしていきたい」と気合を入れた。

 着々と補強が進行中だ。ただ、選手の能力を最大限に発揮させるのも指導者の仕事。すでに、原監督が手腕を発揮している。

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