落合博満氏、広島の4連覇を予想「選手を集めてる球団があるみたいですけれども」

トークで会場を盛り上げる落合博満氏=東京ドームホテル(撮影・金田祐二)
2枚

 元中日監督で野球解説者の落合博満氏が30日、都内で行われた「2018スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞」の表彰式に出席した。

 この賞はシーズンを通じて「最も劇的なサヨナラ本塁打、またはサヨナラ安打などを放った選手」にセ、パ両リーグから1人ずつに、トロフィーと賞金200万円が贈られる。今年は広島の下水流昂外野手(30)と、西武の森友哉捕手(23)が受賞した。

 下水流のいる広島について、「率直に言うとね、強さを感じさせない強さを持っている、そういうチームと思った方が分かりやすいかも分からない」と表現。往年の阪急や西武を「強さを感ずる強さ」を持っていたと評した上で、対照的な存在として「何か知らないけど、終わったら1点差、2点差でひっくり返されて負けているという。対戦していて、どうにもならない強さを持っているのかというと、そうではないんだろうと思う。これが1番、ややこしいんです」と広島らしさを解説した。

 ただ、その強さは本物と見ているようで、「選手を集めている球団があるみたいですけれども」と、ある球団を念頭に置いた発言で会場を和ませつつ、「4連覇する可能性って非常に高いと思いますよ」と、予想した。

 隣で苦笑いをしていた下水流は「特にホームゲームでは負けていてもひっくり返せるんじゃないかという、そういう気持ちはみんな持っていると思います。もちろん3連覇、今年できましたけど、そういう自信はありますし、なんと言ってもやっぱりマツダスタジアムを真っ赤にファンの方が染めてくださるので、そういった声援もすごく大きいと思います」と、44勝24敗2分けと貯金20をつくった、本拠地での強さの一因を語った。

 下水流は7月20日のマツダスタジアムでの巨人戦で8-9で迎えた延長十回裏に逆転サヨナラ2ランを放ったことが評価された。この一発がセ・リーグで本塁打によるサヨナラ試合が7試合あったうち、唯一の「逆転」サヨナラ弾だったことも重視された。

 パ・リーグの森は4月18日にメットライフドームでの日本ハム戦、7-8で迎えた九回裏、無死満塁の場面でサヨナラ適時二塁打を放った。8回表の時点で日本ハムに8点のリードを許していながら、プロ野球史上初めて、八回、九回の2イニングで逆転した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス