日本ハム・斎藤佑、6年連続ダウン 来季引退覚悟
日本ハム・斎藤佑樹投手(30)が30日、札幌市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、230万減の1600万円でサイン。6年連続ダウンの更改となった。
「全く納得のいくシーズンではなかった」と神妙な表情を浮かべた。大半が2軍生活で、1軍登板はわずか3試合で0勝1敗、防御率7・27。2年ぶりに未勝利の悔しさも味わい、悲壮な覚悟を示した。
来季、結果が出なければ現役引退の可能性もある-。「毎年持ってます。今年に限らず。野球選手だったら間違いなく誰も持っていること」と語った。それでも「悲壮感にかられないように」と復活を期す。
ドラフト1位・吉田(金足農)にはライバル心を燃やした。背番号18の後輩で、甲子園を沸かせた右腕と共通点も多い。だが「ライバルになる。僕がここで何か言う必要はない。負けないように僕も頑張りたい」。福井がトレードで広島から楽天に移籍し、西武の大石も含めて、パ・リーグに早大の同級生がそろった。「刺激し合えることが増えた」と目を輝かせた。
勝負の9年目。「こうしてチャンスをいただけるので、球団に恩返しができるように」。不退転の決意で来季に挑む。