智弁和歌山前監督の高嶋仁氏が来春センバツで解説者デビュー

 監督として歴代最多の甲子園春夏通算68勝を誇り、8月末に勇退した智弁和歌山の元監督・高嶋仁氏(72)=現同校野球部名誉監督=の勇退記念パーティーが1日、和歌山市内のホテルで開催された。来年からは解説者も務め、センバツはNHKで解説する予定であることを明かした。

 パーティーには、智弁学園時代の教え子である阪神・高代コーチ、智弁和歌山時代の教え子であるヤクルト・武内、中日・岡田、日本ハム・西川ら200人が出席した。

 あいさつでは「こんなに集まってくれると思わなかった。うれしいです。48年間の思いはただ1つ。教え子を甲子園に『連れて行きたい』という一心でやってきました」と教え子に感謝を述べた。

 その後も監督を志したきっかけなど思い出を披露し、予定の15分を大幅にオーバーして約25分間もマイクを握った。「(甲子園で)68勝もできたのは選手のおかげ。でも、そういう選手を育てたのは監督ということは間違わないでほしい」とジョークを交えながら何度も会場を沸かせた。

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