主砲に“ゴジラ化”指令だ。ＤｅＮＡのアレックス・ラミレス監督（４４）が３日、将来的な米大リーグ挑戦の意思を公表した筒香嘉智外野野手（２７）に対し、元ヤンキース・松井秀喜氏（４４）のように圧倒的な数字を残してチームを優勝に導いた後に、海を渡ることを熱望した。

　この日は自身主催のチャリティーゴルフコンペを開催し、ダウン症などの子供たちを支援する団体への寄付を募ったラミレス監督。筒香の夢に関して「誰にも夢はある。夢を持つことは止められない」と理解を示した。

　その上で「松井秀喜は５０本塁打を打ち、チームを優勝させてヤンキースへ行った。同じようになれば全員がハッピーだ」と米大リーグ移籍前の０２年に打率・３３４、５０本塁打、１０７打点で巨人を日本一まで導いた松井秀喜氏を例に、米移籍前の大爆発を期待した。

　さらに、米大リーグでの筒香の活躍にも太鼓判を押す。自身もメジャー経験のある指揮官は「能力を考えれば３０本塁打、１００打点はできる。四球も選べるので出塁率も高くなるだろう」と予想した。

　筒香自身も「まずは来年優勝したい」と強い意欲を示す。松井秀喜、田中将大、西岡剛、大谷翔平－。圧倒的なパフォーマンスで日本一を達成して海を渡った侍たちの背を、ハマの主砲も追う。