巨人・山口俊、背番号「11」へ変更 別所、斎藤、上原…名投手の系譜
巨人・山口俊投手(31)が来季から新たに背番号「11」を身に着けることが4日、分かった。DeNA時代に11年間背負った愛着のあるナンバーで心機一転、仕切り直しをはかる。
大幅な背番号のシャッフルが行われている今オフ。原監督は、背番号42の山口俊について「俊の背番号もでかすぎるから『11』にしようと思う」と変更する考えを明かした。
大きな期待の表れだ。巨人の「11」は、球団最多221勝の別所毅彦や“ミスター完投”斎藤雅樹、今季は“トリプル100”を達成した上原浩治が背負った。球団を代表する投手が受け継いだ番号が、来季移籍3年目の右腕に託される。
今季は9勝を挙げ、ノーヒットノーラン達成や6完投を記録し、終盤は抑えを任された。指揮官は来季、先発再転向の意向を持つ。「強さ、速さ、ウイニングショット。非常に(力を)持っている投手」と評し、開幕ローテで菅野との二枚看板も示唆した。慣れ親しんだ背番号「11」で挑む14年目。期待を背にチームのV字回復の立役者となる。