巨人入り岩隈 開幕へ100%宣言!昨秋右肩手術も「感触いい」
巨人への入団が決まった前マリナーズの岩隈久志投手(37)が8日、大阪市内で自身が発起人のいじめ撲滅プロジェクト「BE A HERO」のイベントに参加した。6日の入団合意発表以来、初めて公の場に姿を見せた右腕。「非常にワクワクしている」と8年ぶりの日本復帰への心境を吐露した。
複数球団が獲得に興味を示す中、名門への道を選んだ。原監督からは「一緒にジャイアンツが優勝するための戦力として戦ってほしい」と言葉をかけられたという。09年のWBCでともに戦った指揮官の印象を「監督というより大将」とし「覚悟というか、強い気持ちになれた」と決意を新たにした。
昨秋に右肩を手術。現在は強めのキャッチボールで調整しているといい「普段はボールは年明けまで投げていない中で、今年は投げ続けて調整しているので、感触はいいと思う」と言い切る。そして「来年の4月開幕に投げられるようにと思ってトレーニングを続けている」と明かし、「そういう(100%で臨む)ふうに考えています」と力を込めた。
巨人のイメージを問われ「ジャイアンツです」と笑い「やっぱり伝統のあるチーム。野球選手なら誰でも思うところだと思う」と表情を引き締めた。必要としてくれた名門、そして“大将”の期待をかみしめる日米通算170勝右腕。覇権奪回の力となるべく、完全復活を期す37歳の新たな挑戦が始まる。