巨人・原辰徳監督の殿堂入りを祝う会が１０日、都内ホテルで盛大に行われた。

　現役選手やコーチも出席。原監督は壇上に上がった阿部、坂本勇、菅野らを笑顔で見つめ「本当に頼もしい。（プロ野球の世界は）勝った時、負けた時も表裏一体。勝ってもまけても明日につなげる。そういう戦いをしていきたい」と、来季への決意を述べた。

　マイクを握った阿部は「僕がまだ契約をさしていただいているのも原さんが長嶋さんのときに、『阿部でいきます』と言っていただいた経緯があって、ここにいさせてもらっています」と切り出し、「来季はキャッチャー一本で育てて頂いたジャイアンツに恩を返せるよう、微力ではありますが、優勝に貢献できるようにしたいと思います」と誓った。

　続いて、主将の坂本勇はキャプテンとして抱負。「１９歳から監督に使ってもらい、ここまで成長することができました。何とか来シーズン胴上げできるようキャプテンとして頑張っていきますので応援よろしくお願いします」と力を込めた。

　マイクリレーの最後を締めたのはエース・菅野。「親族を代表して」と笑わせると、「僕は０歳から面倒を見てもらい、いろいろご縁がありジャイアンツに入ることができました。こうやって監督に戻られたのは縁を感じています。自分自身もこの３年で成長した自負があるので、力になれるよう頑張っていきます」と抱負。隣にいた原監督から「来年何勝するんだ？」と問われると、「２０勝します！」と力強く宣言した。