中日ドラ3・勝野 近本斬りだ 虎ドラ1へ闘志「バットを折りたい」
2018年度社会人野球表彰式が13日、都内で行われた。外野手部門でベストナインを獲得した阪神ドラフト1位・近本光司外野手(大阪ガス)、最多勝利投手賞の中日ドラフト3位・勝野昌慶投手(三菱重工名古屋)ら10人が出席。勝野は、プロでの“近本斬り”を誓った。
勝野はナチュラルに左打者へ食い込む軌道の直球を武器に今季5勝(1敗)を挙げ、社会人日本選手権では初優勝に貢献し最高殊勲選手賞に輝いた。表彰基準対象選手の中で最多タイとなる52奪三振をマーク。好成績にも「対戦したバッターが多いから。もっと(三振の)率が大事」と満足することはない。
集まった社会人野球を代表するプレーヤーのうち、来年からプロの世界に飛び込むのは阪神1位の近本を加えた2人のみだ。侍ジャパン社会人代表として8、9月のアジア競技大会でともに戦ったチームメート。「インコースを思い切り突いてバットを折りたい」と同一リーグで今度は敵となる好打者を抑え込むことに闘志を燃やした。
なお、首位打者賞と捕手部門のベストナインを獲得したホンダ・辻野雄大捕手と三塁手部門のベストナインに輝いた日立製作所・森下翔平内野手は、アジア・ウインターリーグに社会人選抜として出場しているため欠席した。