巨人から自由契約となっていた上原浩治投手（４３）が１４日、都内の球団事務所で報道陣に対応。来季も巨人と再契約したことを発表した。背番号は１９に決まった。

　上原は「ジャイアンツの一員としてやります。年内に決まり、ホッとしています」と安どの表情。他球団からのオファーについては「一切なかった。契約してもらえたのは良かったです」と笑顔を浮かべた。

　シーズン終了後の１０月２３日に左膝の手術を受け、現役続行を目指して米国でリハビリ。すでにランニング、キャッチボールを行えるまでに回復した。来季に向けて「今年みたいに途中離脱がないように。膝を治して、４月から１軍でやれるようにやっていきたい。１軍でやらないと意味がない。原さんには感謝しかない。どうにか力になれたら」と、決意を語った。

　右腕は来年４月に４４歳の誕生日を迎える。４４歳でシーズンを戦うのは球団史上最高齢となる。けが、年齢との戦いのなか、レジェンドの挑戦に注目が集まる。

　上原は日米通算７４８試合に登板し、１３４勝９３敗１２８セーブ。今季は中継ぎとして３６登板、０勝５敗、防御率３・６３の成績だった。