楽天・青山 3000万増でサイン 戦力外寸前から返り咲く 恩師・星野さんに感謝
楽天・青山浩二投手(35)が14日、球団事務所で契約更改交渉に臨み、3000万増の5000万円でサインした。戦力外寸前の土俵際に立った昨オフ、当時の星野仙一球団副会長の一声で“ラストチャンス”を得た右腕は、今季再びブルペンの柱として返り咲き、恩師への思いを口にした。(金額は推定)
「去年は戦力外とまでは言わないが、かなり厳しい評価だった。でも星野さんが僕をもう1年残してくれた。ご恩を返したいという思いで、成績を残さないとと思っていた。『よくやったな』と言ってもらえるんじゃないかと思える1年だった」。昨季は17試合登板にとどまり67%減の2000万円で更改。「今年ダメなら終わりという気持ち」で臨んだ今季、52試合に登板、26ホールド、防御率1・85とベテランらしい働きで復活を遂げた。
石井GMからは「来年は優勝したいから力を貸してくれ」と直々に言われ、勝ちパターンでの登板を期待されたという。青山は「60試合以上は登板したい」と、36歳シーズンとなる来季のフル回転を誓った。