オリックス・ドラ2頓宮 ブーマーの「44」パンチで“ユーマー”色に変える!
オリックスは15日、大阪市内のホテルで新人8選手の入団会見を行い、かつての三冠王・ブーマーの背番号44に決まったドラフト2位の頓宮裕真(ゆうま)内野手(22)=亜大=は「ユーマーに変えられるように頑張りたい」と笑いを誘った。また、ドラフト1位の太田椋内野手(17)=天理=は、日本ハム1位指名・吉田輝星との対戦を望んだ。
大学ジャパン4番の頓宮が高らかに宣言した。阪急時代に三冠王のブーマーが着けた背番号44を引き継ぐ。
「ブーマー選手から名前が裕真なんで、“ユーマー”に変えられるように頑張りたい」
伝説の助っ人の現役時代は知らない。黒人選手と知って「日サロに行って黒くしてきます」と“なりきりブーマー”に変身するつもりだ。
変身と言えば、亜大の生田監督から目立つようにと、パンチパーマでの入寮を厳命されている。「今まで丸刈りしかしたことがない。今、髪を伸ばしています」と頭をかいた。亜大の先輩で、チームのOBでもあるパンチ佐藤氏にもパンチ道の教えを請い、入寮日の1月7日までにパーマをかける予定だ。
パンチにブーマーとイロモノに見られそうだが、大学通算14本塁打の長打力を買われての指名だ。大学までは捕手ながら、球団は打力を生かすために三塁コンバートを決めている。
「打撃が売りなんで、1年目から2桁本塁打にはこだわっていきたい。将来的には40本以上。日本の4番に。まずはオリックスの4番を目指したい」
ウエートトレーニングはしないという異色の大砲が“ユーマー”になり、得点力不足に泣いた打線に厚みをもたらす。