堀内恒夫氏 愛弟子・内海へエール「西武に骨を埋める。そういう気持ちで」
野球評論家の堀内恒夫氏が21日、ブログを更新。炭谷銀仁朗捕手のFA入団に伴い、西武へ人的補償選手として移籍した内海哲也投手について言及した。
内海にとって、堀内氏はルーキーイヤーの監督で、一流プレーヤーへと導いてくれた“恩人”。堀内氏は「内海哲也へ」のタイトルで、「内海に向かってこういうブログを書くことになるとは思ってもみなかったなあ…」と、さみしげに切り出した。
堀内氏は球団から通達された際の内海の心情を思いやり「現役を続行するか それとも引退するか このことが一瞬でもあいつの頭をよぎったかと思うんだ」とし、続けて「俺はね、内海『いい方を選んでくれた』心からそう思ったよ」とつづった。
内海は14年以降2桁勝利から遠ざかっている。ただ、今季は完封勝ちも含めて5勝を挙げ、健在ぶりも示しているだけに「今年のピッチング内容をみても君はまだまだやれるからね。ユニホームを脱ぐには早すぎる」と太鼓判を押した。
この日、西武での入団会見で内海は「ライオンズの一員として優勝に貢献したい」と前向きに語った。性格もよく知る堀内氏は「持ち前の明るさ 切り替えの早さ これが非常に良い方向に出るだろうと俺は確信しているよ」と記した。
前日、内海は将来的に巨人へ復帰する可能性にも言及。堀内氏は動揺していた心情に理解を示しながら「西武に骨を埋める 西武のユニホームで現役を終える 今はそういう気持ちを持っていかなくちゃ」とエール。まな弟子へ愛のあるゲキを飛ばし、「俺の言いたいことをお前なら分かるよな、内海 応援してるからな、内海!そして15年間ジャイアンツのために心血を注いでくれて本当にありがとう、内海!よし!行ってこい!」と締めくくった。