ソフトバンク・甲斐 アップ提示を保留「希望額と多少の差」

 日本シリーズMVPに輝き「甲斐キャノン」が話題となったソフトバンクの甲斐拓也捕手が21日、ヤフオクドームの球団事務所で来季契約交渉を行ったが保留した。

 今季は自己最多133試合に出場。打率2割1分3厘、7本塁打、37打点と打撃は振るわなかったが、盗塁阻止率は12球団1位の4割4分7厘をマーク。正捕手として投手陣を引っ張った。

 日本シリーズではシリーズ新記録の6連続盗塁刺を打ち立てて、広島の機動力野球を完ぺきに封じ込め、チームの2年連続日本一の立役者となった。

 甲斐は「希望額と多少の差があった。ただ、球団からはすごく評価をしてもらえたし、自分の成績を見たらワガママを言える立場ではないけれど、一度考えたいと思った」と話した。次回交渉については年内に行われる見込みだ。

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