ロッテ、球団創設50年目で初の黒字 「チーム戦略部」の新設
ロッテ・山室晋也球団社長(57)が26日、今年を総括するとともに「チーム戦略部」の新設を明かした。
2年連続Bクラスながら、球団経営は絶好調。ロッテ球団創設50年目にして、親会社の支援を受けずに初の黒字化を達成した。
観客動員数、グッズ販売などが最高益を更新。初の黒字化につながった。黒字幅は約7億円とみられる。
山室球団社長は「これまでの親会社の支援もあって」と前置きし、「黒字化で一区切りついた。チーム強化に大きくかじを切る。組織の強化に努めたい」と2億円以上を投じての「チーム戦略部」を新設すると語った。
6人のアナリストを中心に19人の新組織となる。多方面からのデータを徹底的に蓄積、分析し、今後のチーム編成、FA戦線、戦術、ドラフト、選手育成などに活用する。
米大リーグではアストロズの「データ活用」によるチーム強化が有名だが、今後ロッテは「幕張のアストロズ」を目指す。