ソフトバンク退団の摂津、他球団からオファーなく引退決断 今後は未定
今季限りで福岡ソフトバンクを退団した摂津正投手(36)が現役引退の意思を固めたことが29日、分かった。11月の12球団合同トライアウトは受けず、ホークス以外のNPB11球団からのオファーを待ったが、区切りとした年内に連絡がなく決断した。
ドラフト5位で2009年に入団。先発、中継ぎで数々のタイトルを獲得し、12年には沢村賞を受賞した。現時点で引退会見の予定はない。
「真っ先に思い出すのはあの試合です。ファンのありがたみを心の底から感じた」と話したのは5月22日の西武戦での、618日ぶりの復活勝利だ。
今後については現時点で未定。一時代を築いた右腕は「すっきりした気持ち。まずはゆっくりしたい」と心中を明かした。