ロッテ・安田が自主トレ公開 三塁で勝負して最低100試合、2ケタ本塁打
今季、プロ2年目を迎えるロッテ・安田尚憲内野手(19)=履正社=が5日、大阪府・茨木市の履正社医療スポーツ専門学校茨木グラウンドでの自主トレを公開した。
安田が今季を表す1文字に掲げたのは『昇』だった。「すべてにステップしてのし上がっていきたい」。
昨年の同時期には「信」を前面に押し出した。「自分の信念を持って自分を信じる」。
信から昇へ。昨季は17試合で8安打(1本塁打)、打率・151、打点7だった。新人王の権利を残して迎える2年目。熱い気持ちが込められていた。
「今季は(最低でも)100試合は出たい。三塁で勝負して本塁打は2ケタ打てるようにしたい」
三塁は鈴木が守っているが、「偉大な先輩に負けないようにしたい」と追いつき、そして追い越せの構えだ。
今オフは野球漬けの日々を送った。台湾でのウインター・リーグ参加が効果抜群だったようで、「筋肉が付き(台湾で)100キロになりキープしています」という。
野球漬けは19年に入っても変わらない。元旦から三菱重工名古屋で主将を務める兄・亮太さんとともに午前7時からジムで“自主トレ”をスタート。ずっと体を動かして来た。
ドラフト1位の藤原恭大外野手(18)=大阪桐蔭高=が「新人王を獲りたい。安田さんには負けたくない」と話しているが、安田もまた、「後輩には負けない」と刺激を受けている。
昨年のこの時期、安田は実家近くの神社でおみくじを引いた。結果は「凶」だった。
「今年はまだ引いていません。何が出ても左右されないようにします」と笑った。