楽天ドラ3引地、星野氏直筆“夢”のサインボール持参で入寮

 楽天ドラフト3位・引地秀一郎投手(18)=倉敷商=が5日、仙台市内の選手寮へ入寮。母校の先輩で、楽天の球団副会長だった故・星野仙一氏の直筆サインボールを持参し、球界ナンバーワン投手となることを誓った。

 昨年末、地元・倉敷市内にある星野仙一記念館の館長に呼ばれ、手渡された『夢』という文字が入ったサインボール。引地は「僕の夢は一番になること。日本一、沢村賞。かなえられるように頑張りたい」と大きな野望を口にした。

 闘将に導かれた道だ。結果が出ずに悩んでいた時に星野氏が死去。現役時代を含め、燃える男の生きざまを知る機会となった。「自分でも星野さんのことを調べる中で、投球スタイルにも影響が出てきた。打者に向かって逃げずに攻めて結果もついてきた」と話す。

 目標は13年に楽天を日本一へ導き、星野氏の胴上げを実現したヤンキース・田中だ。「(13年は)1年間負けなかった。投げる試合は全部勝てる投手になりたい」。燃えて勝て-。闘将の言葉を胸に、絶対エースへの道を歩む。

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