楽天・中村稔新寮長が寮長室を常時開放 審判員から若手選手の相談役に
今年から楽天の選手寮「泉犬鷲寮」の寮長となった中村稔新寮長(55)が6日、若手選手の相談役となるために寮長室を常に開放する考えを明かした。
中村寮長は81年度ドラフト3位で日本ハムに入団。87年に審判員に転身し、04年からは審判部副部長を務め、昨季限りで退任した。審判から寮長への転身は球界初で「(球団から)審判員としての目も含めていい話ができるのではとうかがっている。楽天さんに協力したい」と新たな道への意気込みを示した。
そのために「父親代わりで何でも言えるように、いつでも入ってこられるよう常に寮長室を開けておく」と中村寮長。「良い選手を出したいという思いでいっぱい」と話す熱血漢が、異色の転身で若手を支えていく。