明大野球部、ユニホームにイノシシ復活を検討 故島岡監督ゆかりのデザイン
東京六大学野球リーグの明大・善波達也監督が7日、ユニホームにイノシシのデザインを復活させることを検討していることを明かした。14日に行われるOB総会で承認が得られれば、今春リーグ戦でのお披露目を予定している。
偉大な“御大”の力を借りる。風変わりなデザインの発端は、監督として15度のリーグ優勝を誇る故島岡吉郎氏。1957年春に最下位に終わった後、当時を指揮した島岡監督の干支(えと)にちなんでユニホームにあしらわれた。
善波監督によると、島岡氏の死後に刺しゅうを外したという。しかし、昨年にはオープン戦で着用するセカンドユニホームにイノシシのデザインを再び採用。くしくも今年は同じいのしし年であり、平成最後、新元号の始まりと「タイミング的にいいんじゃないか」と機運が高まった。すでにサンプルのデザインも準備されている。
この日、チームは東京・府中市の同大学グラウンドで始動した。全日本大学選手権では1981年以降、優勝から遠ざかっている。今秋ドラフト候補で主将の森下暢仁(まさと)投手(3年・大分商)は「この年に(イノシシワッペン)をつけたら絶対に優勝しないといけない」と気合十分。春に大学日本一を勝ち取り、新元号の幕開けをメイジの年とする。