ロッテ・ドラ1藤原が入寮 100万円の超音波治療器と恩師の金言とともに
ロッテのドラフト1位・藤原恭大外野手(18)=大阪桐蔭高=ら新人9選手が8日、埼玉県さいたま市の「ロッテ浦和寮」に入寮した。
「幕張のスピードスター」を目指しての第一歩となる入寮。藤原が自室に持ち込んだのは100万円の「超音波治療器」と40万円の「電動リクライニングベッド」だった。
「高校時代はケガが続いた。(プロでは)長くやっていきたい。これからは腰にも負担がかかる。そういうことを考えて早めに対処した」。実際、2年の秋には右ヒザを痛めて完治まで半年以上を要した。
過去の反省と今後の対策を踏まえての自己投資。もちろん、100万円の買い物は初めてだが。自分でポンと支払った。
10日からはロッテ浦和球場で新人合同自主トレが始まる。2月1日のキャンプ・インでは早くも紅白戦が行われる。「特に足をアピールできればいい」と最大の武器である俊足を見せつける構えだ。
寮の部屋はかつて角中勝也が使い、隣の部屋は安田だ。「安田さんが隣りだと安心できます」。同じ大阪出身の安田が寮生活の“師匠”だ。トレーニング用の各種器具の充実もうれしい。
もう1つの買い物は最新型の携帯電話。数日前、日本ハムに入団した吉田輝星投手=金足農=とラインでやり取りしたという。「甲子園で当たってすごくいい投手だと思った。(プロでの)対戦が楽しみです」と話した。
大阪桐蔭高の西谷監督からは「自分の意識の高めて頑張ることで結果も変わる」という金言をもらった。
自己投資だけではない。藤原、恩師の言葉を胸に刻んでの入寮となった。