ＤｅＮＡのアレックス・ラミレス監督（４４）が８日、今季９０勝を挙げてのリーグ優勝を目標に掲げた。達成すればセ・リーグでは９１勝４７敗でペナントを制覇した１９６５年の川上巨人以来。高みを目指して勝負の４年目シーズンに挑む。

　難題に思える数字について、「この３年間、８０勝を目指してやってきたが到達できなかった。ということは、目標を高く持てば８０勝できるかもしれない」と説明した。設定を上方修正することで、本来の目標をクリアすることが狙いだ。

　念願を成就させるため、新戦力の台頭に期待を寄せる。この日はベイスターズ球場で、初日だった新人合同自主トレを視察。ドラフト１位の上茶谷（東洋大）を「ローテーションで投げられれば１０勝できるポテンシャルはある」と評価し、２月の１軍春季キャンプ帯同を示唆した。「素晴らしいわれわれのファンに、優勝を持ってこなければならない」とラミレス監督。頂まで駆け上がる。