ロッテ・ドラ1藤原、負けん気みせた!12分間走でラスト根性の5人抜き
ロッテの新人合同自主トレが10日、井口監督ら首脳陣が見守る中、ロッテ浦和球場でスタートした。新人9選手はランニング、ノックなど約3時間にわたって汗を流した。ドラフト1位・藤原恭大外野手(18)=大阪桐蔭=は『12分間走』で早くも勝負根性を見せつけた。
「長距離は苦手です」の言葉通り、ヨーイドンすると後方から走り始めた。ピッチは上がらず、ずっと最後方で一時はトップに半周以上の遅れを取った。
だが「あと2分!」の号令でスパートをかけた。2・8キロを走り、最後方から5人を抜いて4位。「一番後ろでまずいと思った。みんなのペースが速く、自分は離されていて恥ずかしかった。頑張ろうと思った」と振り返った。負けん気の強さが出た12分の走りだった。
ロングティーでは54スイングでサク越えは0ながら、鋭い打球を数多くフェンス際に運んだ。自主トレ初日を終えた藤原は「今のままでは通用しない。もっともっとレベルアップしていきたい」と気を引き締め直した。