FA移籍の巨人・丸、初心に戻り若手らと積極的コミュニケーション
広島からFA権を行使して巨人に移籍した丸佳浩外野手(29)が13日、川崎市のジャイアンツ球場で自主トレ後、若手らと積極的に“情報交換”をする意向を示した。
移籍後、同球場で単独トレを敢行してきた丸だが、練習に取り組む真摯(しんし)な姿勢に刺激を受ける巨人の若手は多い。それを伝え聞くと「ありがたい。僕は移籍1年目ですが若い選手が、そう感じ取ってくれたらいい」と満面の笑みを浮かべて語った。
謙虚な姿勢も決して忘れない。「逆に僕も若い選手に聞くこともある。情報共有が、できたらいいと思います」。昨年まで2年連続MVPに輝き、実績も経験もある大物。だが10日には「僕もある意味、新人みたいなもの」と初心に戻ると誓った。若手らとコミュニケーションを図りつつ広島とは環境面、しきたりも違う老舗球団についても“質問”することになりそうだ。
この日の自主トレでは、マシン打撃やウエートトレーニングを入念に行った。ジャイアンツ球場で日々、「反復練習です」と言いながら集中力を高めて同じメニューを黙々とこなす姿は、まさに若手のお手本。戦力としてだけではない“丸効果”も、もたらされることになりそうだ。