大松尚逸が現役続行への思い「どんな形でも」米独立やメキシコに売り込み
元ロッテ、ヤクルトの大松尚逸内野手(36)が18日、海外リーグ挑戦を視野に現役続行への思いを語った。
現在は楽天・今江年晶内野手(35)らと沖縄県内で自主トレを行っている大松。昨オフにヤクルトを戦力外となり、移籍先が決まっていない状況だが「現役を続けたい気持ちがある。今まで全くやったことがないことを経験したい。それがモチベーションになっている」と話した。
大松はロッテでのプロ4年目の08年に定位置をつかむと、24本塁打を記録。09年には4番に定着するなど活躍を見せたが、11年以降は度重なる故障などに苦しみ、16年オフに戦力外通告を受けた。17年はヤクルトにテスト入団して主に代打として94試合に出場したが、18年は1軍出場がなく、オフに2度目の戦力外となっていた。
ただ、この経験から「人との出会いを含めて、こんな経験ができるのかと思った。今回も良い経験ができるのではと考え、行き着いたのがやったところのない環境でということだった」という。
現在は周囲の協力を得て、米独立リーグやメキシコリーグといったチームの監督、球団関係者に自らのプレー動画などを送り、積極的に売り込みをかけている。「どんな形でも向こうに足を踏み入れれば」と大松。衰えることのない野球への情熱を胸に、新たな挑戦へ汗を流し続ける。