中日戦力外の若松 BCリーグ栃木入り「もう一回NPBでやりたい」
中日から戦力外通告を受けた若松駿太投手が19日、TBS系「バース・デイ」に出演。今季は、BCリーグ栃木でプレーすることを明かした。
2012年のドラフト7位で中日入り。落差の大きいチェンジアップを武器に、15年には10勝を挙げた。だが、その後は成績が伸び悩み、18年シーズンは登板なし。23歳での戦力外通告に「思っちゃいけないんですけどね。俺なのって思いましたし、悔しくて涙が出ました」と心情を振り返りながら、12球団合同トライアウトを受験した。
再起の道を後押ししてくれたのは父・源さん(51)だった。源さんも「びっくりしました。エッと思いました」と言いながら、ブルペン捕手を務めてサポート。野球経験はないが、必死に息子の球を受け止めた。
「まだ野球をやりたいから俺は」と若松。トライアウトに向けてサポートしてくれた源さんには「環境をしっかり整えてくれた。親父には感謝しています」と思いを伝えた。
源さんも見守ったトライアウトでは持ち味を存分に発揮したものの、NPB球団からのオファーはなし。だが、BCリーグ栃木からオファーを受け、希望の道はつながった。
「もう一回NPBでやりたい。次やらせてもらえるところで、もう一度、NPBでやりたいなと思います」と若松。父との二人三脚で、再起を目指す。