巨人・田口麗斗投手（２３）が１９日、球団最速の２月３日に行われる紅白戦への登板に意欲を見せた。宮本投手総合コーチが期待する選手の１人に自身の名を挙げていたことを振られ「いつでもいける準備を今している。とにかく必死に投げることに集中して、結果を多く出したい」と力を込めた。

　１６、１７年に２年連続で２桁勝利を挙げ、着実にローテの中心への階段を上ったが、昨季はわずかに２勝。ローテを守る立場から、再び挑む立場でキャンプに臨む。「僕の力が足りないだけ。まだまだ力をつけないといけない」。アピールの場が増えるのは大歓迎。返り咲きへ、貪欲に結果を求めていく。

　この日はハワイからの帰国後初めて川崎市のジャイアンツ球場で調整。今年２度目のブルペン投球で、変化球も交え４２球を投げ込んだ。「変に手探りの状態でキャンプインするのは嫌だし、出せるものは出せるようにしている」と調整は順調そのもの。チームの浮上へ欠かせない左腕が、復肩へのステップを踏んでいく。