ソフトバンクを退団し、ヤクルトに加入した五十嵐亮太投手（３９）が２４日、東京都内の球団事務所で入団会見を行った。背番号は「５３」。年俸は２０００万円プラス出来高。（金額は推定）

　０９年以来１０年ぶりの古巣復帰。「まさか正直、戻れるとは思っていなかった。またヤクルトのユニホームを着られる喜びが強い」と笑顔が絶えなかった。

　昨年１２月に伊東昭光編成部長から連絡を受けた際、１度目は「間違いだと思って」と電話をスルー、２度目の電話でオファーを伝えられたというエピソードも披露。「日本で野球をやるのは難しい状況だと思っていた。このユニホーム、ましてや愛着のある（背番号）５３で野球ができるとは思っていなかった。うれしいし、やってやるぞという気持ち」と意気込みを口にした。

　五十嵐は１９９７年度ドラフト２位でヤクルトに入団。０４年に最優秀救援投手に輝くなど、０９年までリリーフ陣を支えた。海外ＦＡ権を行使し、１０年から３年間、メジャーでプレー。１３年にソフトバンクで日本に復帰し、昨季は２３試合で０勝１敗、防御率４・５０だった。ＮＰＢ通算は７７７試合で６０勝３８敗７０セーブ、１５９ホールド、防御率２・９３。