「選抜高校野球・選考委員会」（２５日、大阪・オーバルホール）

　昨秋の地区大会を参考に、出場３２校が決定した。

　史上初の春３連覇＆３季連続優勝を目指した大阪桐蔭は２０１４年以来、５大会ぶりに出場を逃した。

　春夏連覇を達成した直後の昨秋は、新チームの立ち上げが遅れた中でも、大阪大会で準優勝し近畿大会への出場権を獲得。ただ準々決勝で智弁和歌山に敗れ、センバツ出場の当確ラインとなる４強には届いていなかった。

　報告を受けた西谷監督は「秋に勝ちきれなかった。いたしかたない。大阪で負けて、近畿も大事なところで勝ちきれなかった。選手、監督を含めて力不足だということです。勝ちきれていないので何も言える状況ではない」と語った。選手たちにも今田校長から結果を伝えられたが、泣き崩れるようなシーンはなく全員が前を向いて受け止めていたのが印象的だった。

　「今までは人間ですので出れるか、出れないかという気持ちもあったが、これで夏一本に絞れる。全員で夏の優勝旗を返しに行って、それをまた取り戻してくる。自分たちの力不足なので、その悔しさを正面から夏に向けてぶつけていきたい」と指揮官は力を込めた。