センバツ選考 当落線上チームで明暗 横浜はプロ注目・及川の存在が決め手に
「選抜高校野球・選考委員会」(25日、大阪・オーバルホール)
昨秋の地区大会を参考に、出場32校が決定した。
選考の難航が予想された関東6校目は、横浜(神奈川)が滑り込んだ。昨秋の関東大会、準々決勝の春日部共栄戦では2-9の大差でコールド負け。厳しい状況とみられていたが、選考委員は「決め手は及川投手」とエースの名前を明言。プロ注目の最速152キロ左腕が、神奈川県大会で東海大相模や慶応に2ケタ三振を奪った能力を評価した。
東海大菅生を評価する声もあったが、都大会と関東大会のレベルを比較。「大会を通じてやや低調で、総合力で横浜が上回るとした」と説明した。
一方で、3季連続の全国制覇に期待がかかり当落線上にいた大阪桐蔭は落選。昨秋の大阪大会は準優勝したが、近畿大会で智弁和歌山に敗れ、8強どまりだった。プロ注目の好投手・西がいる創志学園(岡山)も中国・四国の5枠に入ることができず、補欠校に回った。