春日部共栄22年ぶり春に喜びも監督交代へ 20日に本多監督の体罰発覚
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「選抜高校野球・選考委員会」(25日、大阪・オーバルホール)
昨秋の関東大会準優勝に輝いた春日部共栄ナインは、埼玉・春日部市内の同校でセンバツ切符獲得を喜んだ。エースで4番の村田賢一投手(2年)は「率直にうれしいです。最高のパフォーマンスをできるように」と、全国舞台での活躍を誓った。
春日部共栄は1997年以来22年ぶり3度目となる出場になる。20日に、80年の創部から指揮している本多利治監督の体罰を同校が明らかにしていた。指揮官は11日から野球部への指導を自粛。18日からは学校の仕事も控えて自宅待機となり、監督不在での吉報となった。
宇野禎弘校長は「体罰自体が絶対許されない行為」と改めて今回の件を謝罪した。本多監督の正式な処遇は未定としつつ、「再出発というかたちで」と監督交代を示唆。現在の指導陣やOBを含め、人選していく考えを明かした。