高松商3年ぶり27度目の春 香川&中塚“Wエース”で春夏通算5度目の頂点狙う

 「選抜高校野球・選考委員会」(25日、オーバルホール)

 第91回選抜高校野球大会(3月23日から12日間)の出場32校を決める選考委員会が25日、大阪市内で行われ、3年ぶり27度目となる高松商(香川)と2年連続2回目となる松山聖陵(愛媛)、21世紀枠で初出場となる富岡西(徳島)が選ばれた。第1回大会の覇者でもある高松商が、左右の2枚看板投手陣を擁して春夏5度目の優勝を狙う。

 吉報を待つ高松商の部員を前に梶正司校長が「先ほど電話があり、推薦を受けたので喜んでお受けしますと答えた。これで良かったか飛倉キャプテン!」と投げかけると、飛倉爽汰主将(2年)は元気よく「はい」と答え、その瞬間、歓喜の輪が広がった。

 3年ぶり27度目となる今回は秋季四国大会覇者としての出場となる。決して派手さはないが、高い守備力を武器に明治神宮大会でもベスト4に進出した。

 チームの浮沈を握るのはエース左腕・香川卓摩投手(2年)と中塚公晴投手(2年)の2枚看板投手陣だ。香川は140キロ超の直球を武器に、カーブ、スライダー、チェンジアップなど緩急を使った投球が持ち味。「エースとして責任は果たさなければいけない。夢の舞台に立てるので、しっかり自分をアピールしたい」と気合を入れ直した。

 第88回大会ではパワフルな打線を武器に決勝に進出したが、最後は智弁学園(奈良)に延長十一回の末、1対2のサヨナラ負けで涙をのんだ。長尾健司監督は3年前の攻撃力とは天と地の差があることを認めつつ「100点満点ではないが、合格点に近い取り組みをやってきた。勝つとすれば1点差、2点差になると思うので、粘り強く勝てるような練習をしていきたい。目の前のひとつのアウトを全員で取りにいくということを最後までしていきたい」と『守り勝つ野球』で3年前のリベンジを果たす。

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