楽天・則本昴大投手（２８）が２６日、仙台市内の楽天生命パーク宮城で自主トレを公開。ここまでの調整について「プロ生活で、自主トレの中では一番体を仕上げてきた」と手応えを口にしていた。

　このオフは主に「体のメンテナンスを含めて、バランストレーニングを全体的にやってきた」と則本。昨年はオープン戦で足首をねんざするアクシデントに見舞われ、シーズンでも自己ワーストの防御率３・６９と不本意なシーズンを送っただけに「ねんざをしないようにというのが一番」と、故障をしない体作りを行ってきた。

　「ケガをしないことがすべて。ケガがなければやれる自信はある」と話し、この日のブルペン投球では捕手が中腰の状態ながら変化球を交えて３１球と、力強い投球を見せた。

　「優勝だけを目指してやります」と最下位からの浮上を誓い、そのために自らの成績も「各タイトルの争いに加われる成績を残したい」と意気込んだ。チーム浮上の鍵を握るエース右腕が、最高の状態で２月からの春季キャンプを迎えようとしている。