巨人のクリスチャン・ビヤヌエバ内野手が２９日、川崎市のジャイアンツ球場に初訪問した。室内練習場では約９０分のトレーニング。２８日に来日したばかりの新助っ人が精力的に汗を流した。

　期待の大砲が勤勉さをアピールした。来日翌日からゲレーロらと初練習。人生初というマシン打撃に苦戦しつつ、徐々にアジャストして鋭い打球を飛ばした。昨季メジャーで２０発と実績は十分。「動いてきたのでブランクをあけたくなかった。一刻も早く雰囲気と気候に合わせるために来ました」と、チームに溶け込む努力を惜しまない。

　日本人選手の中で知っている選手に、イチロー（マリナーズ）、松井秀喜（元ヤンキースなど）、ダルビッシュ有（カブス）に加えて阪神・藤川の名を挙げた。海を渡った経験を持つ虎の右腕に対して「ぜひとも対戦したいです」と気合十分。伝統の一戦を心待ちにした。