巨人1軍若手VS2軍の紅白戦 5-5引き分けに原監督安ど
「巨人紅白戦、白組5-5紅組」(3日、KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎)
巨人は球団史上“最速”の実戦となる1軍対2軍の紅白戦を行い、5-5で引き分けた。
1軍の若手対2軍の真剣勝負は、1軍が辛うじて引き分けに持ち込んだ。原辰徳監督(60)は「幸い、負けなくて良かったね。負けたら総とっかえだよ」。1軍の面目を保ち、指揮官も安どした。
試合前のスコアボードに「2019死闘 1軍対2軍 意地を見せるか!下克上なるか!」と記された初実戦。2軍が1点を追う四回、4番・石川が左越えへ3ランを放つなど一挙5点を奪って試合をひっくり返した。4点のリードを奪われた1軍も負けじと五回に吉川尚の左前適時打、六回には相手投手の乱調に乗じて3点を奪い、同点に追いついた。
1軍も若手と言えど吉川尚、岡本、小林ら主力級が並ぶだけに、負けるわけにはいかなかった。前日、2軍首脳陣から勝利への意気込みを伝えられた宮本投手総合コーチも「2軍の勢い、1軍のプライド、いろんなことを学べてよかった」とホッとした様子。異例の紅白戦が、実りある一戦となったことを強調した。