世界一監督から侍・稲葉監督へ金言 巨人・原監督「強いチームを」王氏からは激励
「巨人春季キャンプ」(5日、宮崎)
野球日本代表「侍ジャパン」の稲葉篤紀監督(46)が5日、宮崎の巨人キャンプを訪問し、原辰徳監督(60)から“金言”を授かった。09年のWBCで世界一に導いた原監督の言葉に耳を傾けた指揮官。視察を終え、表情には充実感が漂った。
「戦術、戦略の話だったり、どういうふうに選手を選んでいったのか、どういう野球をしようと思ったとか、どういう気持ちでやったとか、いろいろなアドバイスをいただいた」
東京五輪を翌年に控え、頭を悩ますであろう課題への助言に「参考にできる部分はたくさんありました」と感謝。原監督は会話の詳細は伏せつつも「強いチームを作ることと、自分の思い描くチームを作ることでは(選手選考の)選択肢は変わってくる。僕は前者でいくべきだと思う」と持論を展開した。
巨人訪問前には、ソフトバンクを訪問。06年のWBCで指揮を執った王貞治球団会長(78)からも「代表監督の緊張感は、いいものと思ってやってほしい」と激励された。“世界一監督”の言葉は、金メダルを目指す指揮官の胸に、確かに刺さった。