ヤクルト村上に阪神・和田TAが要注目マーク 逆方向の打球を称賛
「ヤクルト春季キャンプ」(6日、浦添)
ヤクルトの村上宗隆内野手(19)が猛虎に要注目マークをつけられた。敵情視察に訪れた阪神・和田豊TA(56)から「村上はどうなっているのかと思ってね」と名前を挙げられた。
この日のフリー打撃で柵越えは3本ほど。ただ和田TAがポイントに挙げたのは打球方向だ。「逆方向に考えながら打っているよね。いろいろ試しているんじゃないの」。高卒2年目で初の1軍キャンプという緊張感の中、しっかりとテーマを持って練習に取り組む姿勢を称賛する。
「打線がいいからね。7番ぐらいに座ったら面白いよね」。昨季リーグNo.1のチーム打率・266をマークしたヤクルト打線。村上がその可能性をさらに広げる存在になり得ると認めた。
キャンプイン当初はほぼノーステップだった打法を、足を上げてタイミングを取る形に変更した村上。「試行錯誤しながらやっています。今日はよくなかったけど、悪かったところをつぶしていければ」と反省を糧に成長を遂げ、敵に「注目」ではなく「警戒」される大砲になる。