DeNA東、開幕アウト…左肘違和感「今の段階では怖さが」実戦復帰メド3月中旬
「DeNA2軍春季キャンプ」(6日、嘉手納)
「左肘の違和感」で春季キャンプ2軍スタートとなっているDeNA・東克樹投手(23)が、開幕までの1軍復帰は厳しい状態であることを明かした。この日は2軍キャンプ地の嘉手納野球場で別メニュー調整。昨季の新人王は、3月中旬の実戦復帰を目標にリハビリを重ねていく。
Bクラスからの巻き返しを図るDeNAにとって痛い事実だ。この日、約20メートルの距離でブルペン捕手相手にキャッチボールを行った東。「6、7割の力で。痛みも違和感もなく投げられました」と言いつつも、「開幕は…今の段階では怖さがある」。開幕に間に合わせるよりも、完治を優先させる考えだ。
昨季の新人王を獲得した左腕。今キャンプは10メートルのネットスローからスタートし、5日からキャッチボールを再開した。実戦復帰のめどについて「自分としては3月中旬くらいかなと思っている」とし、キャンプ終盤までにはブルペン投球ができる状態に持っていくことが目標だ。
精神的には「焦りは全くない」と明るい表情で言い切った。チームメートが何の制限もなく練習に打ち込んでいる姿は目にしているものの、「うらやましさはありますが、投げたい気持ちを押し殺してやっている」。大学時代から悩まされた左肘の故障を長引かせないためにも、慎重に取り組んでいく。
この日、2軍キャンプを視察したラミレス監督は「こないだの通り」と大きな心配は無用との姿勢を貫いた。昨季、先発ローテでフル回転し11勝をマークした左腕が、懸命にリハビリを進めていく。