巨人・メルセデス、生き残りへ奪三振ショー 昨季キラーに阪神も警戒
「巨人春季キャンプ」(7日、宮崎)
巨人のC・C・メルセデス投手(24)が7日、シート打撃に登板し、打者12人を被安打1に抑え、5三振を奪った。今季はビヤヌエバとクックの加入でし烈な外国人枠争いが繰り広げられる。育成出身の来日3年目左腕が、猛アピールで先発ローテを勝ち取る。
先頭・重信の打球が左足を直撃しても動じなかった。一度ベンチに下がったが、「問題ない」と再び登板して以降は、1ストライクから始まる形式を生かし奪三振ショー。直球、変化球のキレとテンポの良さで亀井ら3人に手も出させず見逃し三振に斬った。
原監督から「実戦的ないいピッチャー」と評された左腕を他球団も要警戒。阪神・古里スコアラーは「(ローテの)頭数に入れている」と昨季0勝2敗、防御率0・61と苦戦した“虎キラー”にチェックをつけた。
メルセデスは、第2クール最終日となる11日の紅白戦に登板予定。「ローテーションに何とか入りたい。10勝以上勝ちたいです」。4席の助っ人枠をくぐり抜け、先発の座をゲットする。