「ヤクルト春季キャンプ」（７日、浦添）

　先発ローテ候補として期待されるヤクルト・スアレスは、７日にキャンプ２度目のブルペン入り。４５球を投じた。「順調だよ。全体的に前回（２日の初ブルペン）よりよかった。変化球もよく動いていたしね」と笑顔でうなずいた。

　最速９８マイル（約１５８キロ）の重い直球に加え、カーブ、カットボール、ツーシームなど多彩な変化球を制球よく投げ分けるのが持ち味。小川監督は「しっかりコントロールされていて、安定感があるのかな。体はデカいけど、器用さがあるね」と印象を話した。

　日本への適応にも不安はない。来日前の１月中旬には日本のボールを取り寄せて自主トレで使用していた。「大きな問題なく投げられている」と話す。食事も好き嫌いなく、キャンプイン直後にはバレンティンに誘われて鍋に舌鼓を打った。

　実戦登板は今月下旬のオープン戦になる見通し。「これからどんどんよくなっていくと思うよ」と自信をのぞかせた。